先日行われた全日本カデット県予選の結果です(華兵ロードスカイのメンバーは黄色のマーカー)

13歳以下シングルスは例年、小学生(ホープス以下)の選手が中1の選手を破って上位を独占します。昨年準優勝した岡本華望も今年は準決勝で負けて、他のクラブチーム出身の中1のメンバーもほとんどの選手が昨年より悪い成績で小学生のクラブチームの選手に負けました。これは地元の中学に進学したクラブチーム出身の選手が中学の「部活」に入ることで小学生の頃の練習ができなくてレベルが落ちることが原因です。監督も10年の間外部コーチで「部活」を体験しましたが、昔と違って時間が1時間(実質、打つ時間は30分程度)とあまりにも少なく、個人の水準を上げることを目的としたクラブチームと違って全体のレベルが基準となって、全体を底上げすることが重要な課題になります。そして何より、社会教育の一環という名目で「・・・結局、何もしない方が良い」という部活が一般的になっているようです。

そんな中、14歳男子シングルスで優勝した田中瑠紀は大変苦しい試合が多かったけれども、とても良かったと思います。部活や学校で色々拘束されて苦しい中、或は個人の成績を優先して周りから理解されない状況でも、将来を見据え、自己主張してクラブチームに練習参加することはなかなか出来ない事だと思います。やはり「リスクを恐れて何もしない」のではなくて覚悟して行動することで結果がついてくるということです。

 

ダブルスは今年も大変でした。

例年5組が全国大会出場なのでベスト8ではなくベスト4以上(当然優勝)の成績を求めて正月明けから準備します。ダブルスの相性や相手が決まらないこともあり、本当に遅く練習もあまりできなかったことが苦戦した原因だと思います。結果は(田中・中村)組と(武田・岡本)組がベスト8で負けましたが、5位決定戦を2回勝ち上がって全国大会出場を勝ち取りました。